このネタはリンクしていただいている「公園トライアル」さんちに以前掲載されたものです


 
〜激レア・マジヤバ・ヴィンテーヂ・モンテッサ〜
トリアルシンT15コンペティション
 


 

モンテッサ社が一時倒産する前に発売した世界初のトライアルチャリです。板取のバイクトライアル記念館にも陳列してあるらしいです。
 
これは筆者が1980年代前半に当時のオートバイトライアルチャンプの近藤博志さんの店(現・エトス?)で購入したもので、たぶん7〜8万円くらいだったと思います。当時小学生だった成田匠選手がこれに乗って、私でもできる程度のせこ芸をしてたのをNHKで見ました。

ということでラベンダー書庫を探したところ、ビデオ発見!モンテッサに乗る成田匠君(小6)!!この番組にはあと2人少年が出ていたので改めて見ると小谷徹君(中学生)、山本明君(高校生)と現在のオートバイトライアルのメンバーでしたが、この2人が乗ってたのは日本の丸石サイクルが一時モンテッサと提携して発売した丸石モンテッサと言う T-15 のフルコピー版で品質の良い日本製パーツで組んでるのが特徴でした。(でもちょっと安かった)


この頃はフロントフォークはダブルクラウン(?)だったのです。オール鉄製で今のアルミフレームの26inchMTBよりずっしり重いです。

 

グリップはさすがに十数年も経つと風化したので、その辺に余ってたのをつけました。

 



非常に趣のあるパーツ群が使われてます。
ダニエルどころか少しでも濡れるとホッピングもできないくらい効かなくなるブレーキ&滑ってすね打ち必発の三輪車風味ペダル。
吉○オートクリニック並のFスプロケに繋がるクランクは鋳鉄スペシャル削りだしです。古民家の梁並の工作精度です。

この頃はバイクトライアルのことをトリアルシンと言っていました。


T-15「COMPETITION」


純正のステムは最初っからいくら締めてもホッピングのたびにハンドルが下がってくるという品質だったので、かつて自転車少年だったドクター中川がどっかの BMX 用のをムリ付けしてくれました。


ちゃんと前後輪ともトライアル専用タイヤだったのです。



 

 
この貴重なマシンも今ではガレージの隅に忘れられて
時折その邪魔さに存在を思い出されるのみです
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ハンドルバーパッドはゴールドベルト、奥にあるヘルメットはJT・ALS-1

終了