謎の七号

 

 

こんにちはジローさん。


先日は永らく探しておりました 「UFO」関係のプラモ有難うございました。

資料を揃えてすぐに組んでいきたいと思います。
 
それにしてもジロー模型の棚には レアもんのプラモが満載ですね。 あれもこれも 全部買い占めてしまいたいぐらいです。 大阪で アオシマのキックの鬼のプラモを整然と定価で売っているのは ジロー模型ぐらいです。


 
 


あとは自動浮沈モノのデッドストックが多いのも驚きですね。 あれをヤフーのオー…(中略)そうそう キックの鬼のエンディングは「キックのあけぼの」と言ってですね…(また中略)

 


 
ところでSHADOWムーバイルを組もうとしたんですが なんともイマイだけに出来がイマイ、チで ワハハ…(さぶ〜省略) 比べてインターセプターは思わずファンはバンザイ バン…バンダイするほど出来がいいですね(も〜ええって!中略)「UFO」と言えば やはり絵里素中尉ですが このフィギュアがまた…(あぶないので編集)ああ あのユニフォ…(省略)ヒールに…(中略)どうしよう…(省略)

 

 

 


 

さて本題に入りますが 今回買った模型の中にTB関係のカタログが入っておりました。
金型は模型会社の資産と言われますが イマイは新製品の開発よりも もはや過去のTBシリーズを主力商品しているようですね。
 
そのカタログを見ていてハッとなったことには Tバード7号という商品があるのです。

 




ちょっとまてよ 1号は第一話にして「飛行機にしては早すぎる ロケットにしては小さすぎる」と劇中で語られたアレで、2号は有名な親子マシンをコンテナに積んだやつ、3号は宇宙と行き来する赤い奴で 4号は黄色い潜水艦だったよな。 そして5号は一番人気がなく 根暗な感じが否めない宇宙ステーションで そしてそして6号は…模型では6号となっているが本当はスカイシップ1という ブレインズの開発したハイテク飛行船だ。(6号とは旧式の複葉機アルバトロスだ ←ニューポール?・自信なし)
 
ついでに言うとゼロエックス号というのは 映画版TBの火星探査機で スカイシップ1も映画版メカのプラモ化だった。
ゼロエックス号は途方もないハイテク機であるが悪漢フッドのブーツがフラップに挟まっただけで墜落してしまうぐらい脆弱だったアレだ…。 ハアハア…なんかつい興奮してオタクぶりを発揮してしまったけれども あの7号というメカが分からないんです。
そういえばエックスカーというアームで岩を掻き取っているカニのようなメカも 模型では有名でも 一体全体どこに出てきたか不明です。 エックスカーは模型も大小二種類出ていたし コンテナセットにもさりげなく入っていたので違和感なくサンダーBメカと考えていました。
しかし7号は全くの謎です。 ああTB7号のことを考えるとおちおち夜も眠れません。 ジローさん助けて下さい。

 
ハワイ州  Kammy


 

ああ 絵里素マニアのKammyさん いらっしゃい。
オアフ島の生活は慣れましたか? オアフ島のきれいな空気をH2のひどいケムリで汚染してまわっていると思うとワクワクします。 頑張って下さい。
 
さて大人の模型屋 ジロー模型は デッドストックもんというよりも なるべくは現在も入手可能な模型を紹介していきたいと考えております。 キャラクター物もなるべくは取り揃えてお待ちしておりますので 日本へお帰りの際は覗いてみて下さい。

 

TBといえば少し前にテクノボイジャーという日本製のテレビ漫画がありました。
テクノボイジャーとは無理なネーミングやなと感じた人もおおいでしょう? あれは本来の企画では サンダーBと名乗りたかったのですが 著作元からTバードのアニメ版とは認められないと言われ、やむなくTテクノBボイジャーとなったそうですね。しかし「おいおい ボイジャーならVちゃうんか!」と言うツッコミを入れるべきでしょう。
しかしテクノ〜は海外ではTバード2000として放映され そこそこヒットしたみたいです。
日本の制作側と版権元と揉めたケースは多々あり 日本版スターウルフ(提供タケダ 猿の軍団の後番だったか?)も 制作後、原作のEハミルトンが「こんな筈ではなかった!」と激怒し 再放映もままならなくなってしまったと言う経緯は有名です。 よってバッカス三世のプラモは版権もとの都合で二度と再版されないであろう幻のプラモとなりました。(出来は…ですが)
 
近年、本家イギリスでは実写版のリメイクTBの企画が何年も前から浮上しておりますが キアヌリーブス主演のマッハGOGOGO!と同様 お蔵入りの様相を呈してまいりました…
ふい〜 Camyさんに共鳴してオタクねたを一方的に暴露してしまいました。まあそれだけTBの人気が根強いものだと 勝手に解釈下さい。

 

さて TBプラモの謎のメカですが まずエックスカーは アメリカンコミックス版のTBに出てきた「勝手にオリジナルメカ」らしいです。
そのコミックスを見たことがないのでなんとも言えませんが 一応デザインは原作元(GA)らしいです。 イマイはTBシリーズでとんでもない利益を上げたメーカーでしたが いよいよネタが尽きかけてきた頃に キット化してウケるメカを必死で探していたのでしょう。 そこで このエックスカーのデザインに目が行ったのでしょうか。 そして ネタ探しに限界を感じて出したのがTB7号だったのかもしれません。
そうです!7号はイマイがデザインした「勝手にオリジナルメカ」なんですよ! それゆえに どこを探しても7号は映像にはありません。 キット自体は 2号の胴体部分のようなボディにキヤタピラがついており モーターで前進後進するというものでした。
今でも時々 ドサクサに紛れて再版されているようですが 今回は在庫になかったので写真は掲載できませんでした。 イマイはTBシリーズの後継として同じイギリスの製作会社によるCapt.スカーレットの模型化権を獲得し 意欲作を数多く開発しました が 番組の不振と同様に模型の販売も伸びず 衰退の一途をたどります。

 

さあオタクねたはこの辺にしときます。
 
ジロー模型は 原則通販をいたしておりません。 ジロー模型店はあなたの街にもありますので 探してみて下さい。しかし 時々は掘り出し物をネット上で売りに出すことがありますので ウィンドーショッピングを時々覗いて見て下さい。

 

Kammyさん 絵里素フィギュア完成いたしましたら ぜひ 当店のウィンドーに飾らせて下さい。 そして カメハメハ模型店のジェシーさんにも宜しくお伝え下さい。

 


次回予告
 


とうとう あの!危険な奴が帰ってきた! 模型界の謎と羨望を引っさげて!
そう!中途半端 行き当たりばったり 定石ぶっ潰しの記事の中で生まれたE=ミーが帰ってきたのだ!


 
またまたまた危うしジロー!

…君はジロー模型に辿り着くことができるか…