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鉱物資源を燃やして出る二酸化炭素を減らして 植物由来の燃料を燃やして出る二酸化炭素に置き換えようという
国家的世界的プロジェクトととして ガソリンにバイオエタノールを混合させる取り組みがすでに始まっております。
噛み砕いた書き方をしないと新聞の報道と似通ってしまうので わたし自身が理解している形 わたし自身の言葉でお伝えしようと思います。
いろいろな修飾される言葉がつきますが 「鉱物油(化石燃料)を燃やして出る二酸化炭素CO2を削減するために クルマのガソリンに植物から作ったエタノールを混ぜて 出る二酸化炭素の一部をエタノールが燃えてでた勘定にしよう。」
ということです。
同じ二酸化炭素じゃないの?という疑問は出ますが 国ごとに「化石燃料が燃えて出た二酸化炭素」を削減しようというプロジェクトですので 植物が燃えてでた二酸化炭素は もともと植物が光合成して作り出した炭素なんで「カウントされない」
という考え方らしいです。
ここにツッコミを入れても仕方ありません。 国を挙げて「そういうことにすること」になったので もう行く道は一本です。
さてH15年(2003年)の初めに お国が発表したことでは「2008年からレギュラーガソリンに10パーセントのエタノールを入れますよ」ということになってます。
このことに関しては 第一報第二報に書いてあります。「10パーセントも入れても 今その辺を走っている無対策の車両も大丈夫だということになってますけど 少なくともわたしらの好きなオートバイや古いキャブレター車などもダメになりますよ」
というようなことは 何年も以前からお伝えしてあります。
ところがもうH18年(2006年)も暮れようとしている今「当初の発表ではもう二年しかないじゃないか!」と思い 環境庁のHPをみてみましたら いろいろと事情が変わってきたことを発表してありました。
環境庁のHPで開示されている議事録をじっくり読みますと H15年の7月の末の議事録では
「まずE10では 過去に販売された車両ではゴム部品の劣化や点火時期の問題が出るために やはりE10に対応した車両(これは普通のガソリンでもE3でも走行可能)を普及させて それに伴ってE10を普及させていかなければならない
ということになってます。
車両の問題だけではなくて エタノールを10パーセント混ぜて そこに水が入ると ガソリンとエタノール+水の層に分離しちゃう「相分離」という現象が起こってしまうので E10をガソリンスタンドで扱う技術的なことを伴わせなければならない ということで
「まずはエタノールを3パーセント混ぜたものを普及させて世間の車両の10割がE10対策されたクルマになった頃合をみてから E3の販売をやめてすべてE10にしましょう」ということになったらしいです。
混ぜるエタノールを10パーセントから3パーセントにしたのは 販売する側が10パーセントでは相分離をきたしやすい ということと 現在走っている車両に悪影響を及ぼすということだけではなく 混ぜるエタノールを供給する側の問題
すなわち輸入したり 自国で生産するのが追いつかないということもあります。
E3なら 一応一部の(軽)車両を除いて殆どは問題が出ないし相分離も起こりにくいらしいです。 他のところで勉強しましたけど 一部の軽車両というのは キャブレター車でしょう。
E10の販売普及ステップの図(2003年7月作成)を上に載せておきますが 2006年にはE10対応車を販売しはじめて 2009年で全体の9パーセントがE10対応車両になるという試算でして 2016年にはクルマの7割がE10対応車になるので2016年にはレギュラーのE3を販売するのをやめてレギュラーはE10だけにする。
2020年に全車!E10対応車になった段階でE3プレミアムの販売もやめてレギュラーもプレミアムも
E10にするというタイムテーブルらしいです。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/renewable/02/mat_05.pdf
興味があるヒトは↑をじっくり読んでください
E3も もちろんわたしらの車両にとっては 砒素を少しずつなめるようなもんでしょうが イキナリ2008年からE10に置き換わるよりはましかというレベルです。
エタノールは親水基をもちますので 2ストロークオイルの種類によっては乳化してしまう可能性があります。
もちろんガソリンタンクの内部も錆びやすくなるでしょう。
アンチモンなどの合金を侵しますし ゴム部品を腐食させますので キャブレター内部やガソリンの通り道を損傷する もしくは「朽ち」させるでしょう。
オイルシール類は従来のものではすぐに溶けてしまうでしょう。
特に4ストローク車では マフラー内部の腐食が進み「穴があく」ようになるでしょう。 マッハ等の2ストバイクだけの問題じゃなくて ハーレーやゼッツー CBに乗ってる方々 むかしの4輪車に乗ってるアナタ方にも興味を持ってもらわなければならないと思ってます。
とにかく関心を持ってもらわないと 何も対策できない と考えています。
「そんなのエタノールを除去する方法をケミカルメーカーが考えてくれるさ」
「エタノールを混ぜていないガソリンをスタンドが売りつづけてくれるさ」
「レース用のアブガスを手に入れればいいじゃん」
などという声が聞こえてきそうですけど そうなるためにも やはりユーザーレベルでの関心を高めてもらわないと わたしたちが これまでと同じようにやっていくことは不可能でしょう。
そこにまず 気持ちをむけてください。 誰かが何とかしてくれるよ で「他人事ですませられる事なんですか?」と 世に問うておきます。
んじゃE3はいつからはじまるの?ということですが すでに試験的にE3を始めているところもありまして
主に将来バイオエタノールをその地方の経済産物としたい地方から 自発的に販売している様子です。
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=7243&hou_id=6417
http://dic.yahoo.co.jp/newword?category=&pagenum=1&ref=1&index=2006000637
http://www.epcc.pref.osaka.jp/press/h16/0322/main.html
http://www.tokachi.co.jp/kachi/06nenkan/kanren/20061023/20061023.htm
恐らくは製造や輸入が落ち着き次第 あちこちのガソリンスタンドでも供給されるようになるのでしょう。
はじめはレギュラーにまぜて 余裕が出てきたらハイオク(プレミアム)に混ぜるでしょうね。 |