KA用 星のバッフルチューブ
(平成14年6月26日)

さて今回は ワンオフ製作のKA用バッフルチューブを
見てもらいましょう…

KA用のバッフルチューブは大阪クラブのミナミ君に かなり精密にレプリカしたものを作ってもらうことができると
前々から伺っておりましたが かなり工程が煩雑だし まずは身内として頼んで作ってもらうしかないという感じだったので
わざわざ頼むのもなあと思っておりました。

身内用にだけ作ってくれるのかなと考えていたところ わたし自身でストックしておいて もしもバッフルとばしをしたり
破損させたりした場合に 誰でもが買って使えるようにとするならば 別にナンボでも作りますよとのことだったので
この機会に5台分作ってもらうことにしました。

実際に手に取って 「よくぞまあ ここまでややこしい構造のものを精密に作ってあるなあ!」と感激いたしました。

このマフラー開口部に見える三角の部分は くびれたり チューブの壁に接したりしながらエンジン側開口部へ連続しております。
外からこの三角を見たことはありましたが そのような構造とは思わなかったものです。

三角の部分の外側は チューブの壁につながっていたりして 排ガスはチューブの中と外を出たり入ったりして
通過するようにできています…

エンジン側の開口部は リング状のリップがあり 奥には例の三角が連なります。
ストックオリジナルと かなり厳密にレプリカしてあるのが見て取れます。

製作日数は 一日に一本もできないらしいです…そりゃそうだわ♪
おつかれさまでした〜

製作には新品マフラーを治具として作られておりますが 現在使用中のノーマルマフラーの個体差や経年変化があり
バッフルチューブがマフラーに入りにくいことがありますので
もし入りにくいことがありましたら一度ご相談ください。

KAのマフラーは早期からメーカー欠品だったので 実際にはKAの車体にH1Bのマフラーがついていることもあります。
(ウチのはすべてBマフラー…とほほほほ〜)

バッフルチューブの違いを見てみましょう。


 

マフラー開口部はKA38ミリ H1B44ミリで H1Bマフラーの方が太くできておりますが マフラー内の隔壁は
KAマフラーでは 殆ど同じ径で貫かれていくのに比べH1Bではかなり細く貫かれていきます。

うちのはどちらのマフラーが着いているのだろうということになりましたら バッフルに星型三角の構造が見えたらKA用で 無ければB用と。
バッフルが抜かれて無い場合は 奥の隔壁が開口部に比べて明らかに細い場合はH1B用だと思われます。 


 
ではH1B用のバッフルも作ってくださいよとリクエストしましたが H1BもH2も この開口部のプレスで加工された部分を
プレス型を作って製作しないと 厳密なレプリカにはならないので気が乗らないらしい…。
排気効率が同じ物は 別に可能だろうとのことでしたが そのあたりのこだわりがどうしても邪魔するらしいです…。

 

矢印の部分には隔壁が見られますが これを作るのは難しくは無いが むしろこの正確にあけられたパンチ穴の加工が難しいらしいです。

KAのマフラーもH1Bのマフラーも 実際には排気音は殆ど変わらないらしいですが
「KAの方が太い」音がするらしいです…う〜ん ここまで言われると KAのマフラーを付けたくなってきたよなあ。


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