|    by FUJIWARA | 
| 実は、このときメインジェットを交換したのですが、 南さんの奥さんにご主人にお世話になっていることのお礼を言いますと、 
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|  | 「長い前置きになりました。さあ、試運転再開です。」 | 
|  | 「ビビッてたら、いてまうど。」 | 
|  | 「クウォーーーーーーン クウォーーーーーン」 「いいですよ。完調の予感がします。これがマッハなんですね。」 「十分満足です。これで帰れそうです。」 | 
| 12:30pmより作業を始め、時刻は09:30pmになっていました。 | |
|  | 「いや、心配な部分もありますし、高速走行のテストがまだです。」 「我々は、車で追走しますので湾岸道路を全開で走って下さい。」 | 
|  | 「全開ですか。もう、夜ですょ。」 | 
|  | 「世話になってる者が何ゆうとんじゃ。いてまうど。」 「カーッと走らな。カーッとな。」 | 
|  | 「クウァーーーーーン クウォーーーーン カーーーーン」 : 「 グァングァングァン・・・」 | 
|  | 「どうでした?」 | 
|  | 「夜の高速道は怖いです。」 | 
|  | 「5cmあればいける。」 | 
|  | 「エンジン回転に合わせてアクセルを開いていくときの感じはどうですか。」 「アクセルをいきなり全開にしたときの感じはどうですか。」 | 
|  | 「地道を走ったときには感じられなかったが、ボコつきを感じます。」 | 
|  | 「どのあたりの回転域ですか。」 | 
|  | 「4500-5000のあたりでしょうか。」 | 
|  | 「そうですか。」 「次は4速全開の連続走行をお願いします。」 | 
|  | 「4速全開の連続走行ってとてつもないスピードになりますが。」 「この交通量の中では無理だと思うのですが。」 | 
|  | 「5cmあればいけるゆうちゃる。いけ。」 | 
|  | 「そうですか。それじゃ3速全開の連続走行でもいいです。」 | 
|  | 「クウァーーーーーン クウォーーーーン カーーーーン 」 「グァングァングァン・・・」 | 
|  | 「どうですか。レッドゾーンまで回っていますか。」 | 
|  | 「3速全開の連続走行はそれほど抵抗なく走れているように思えます。」 | 
|  | 「だいたい、わかりました。」 「ジェットニードルピンを一つ上げてみましょう。」 「もういちど、今までのテストを繰り返してください。」 | 
|  | 「ビビッとったらあかんゾ。」 | 
|  | 「クウァーーーーーン クウォーーーーン カーーーーン 」 「グァングァングァン・・・」 | 
|  | 「どうですか?」 | 
|  | 「さきほどのセッティングより無理がないような気がします。」 | 
|  | 「体感できますか? それがだいじです。」 「さらにジェットニードルピンを一つ上げてみてもよさそうです。」 「さあ、もう一度走ってください。」 | 
|  | 「クウァーーーーーン クウォーーーーン カーーーーン 」 「グァングァングァン・・・」 | 
| イズミオオツ?というサービスエリアにとまりました。 | |
|  | 「どうですか。」 | 
|  | 「疲れました。ここいらで少しやすみませんか。」 「食事でもとりませんか。」 | 
|  | 「そうしよう。」 「あかん。食堂は10時までや。」 「あやしい光やの。アベックばっかりや。」 | 
|  | 「セッティングは見えてきました。」 「メインジェットをさらに落としてもよさそうです。」 | 
|  | 「時間も時間ですので、これ以上みなさんにおつきあい願うのは心苦しいです。今回はこのへんにしませんか。」 | 
|  | 「藤原さん。あとはできますか。」 | 
|  | 「みようみまねでやってみます。」 | 
|  | 「じゃ今回はここまでとしておきますか。」 「いいですか。松谷さん。」 | 
|  | 「許したる。」 | 
|  | 「それじゃ、これでひきあげることにします。」 「どうもありがとうございました。」 「気をつけて。」 「クウァーーーーーン クウォーーーーン カーーーーン 」 | 
| 夜を徹したマッハの試運転。 南さん、松谷さん有難うございました。 | |
