最近 自分でHPを運営することになったので 他のサイトをみて 参考にすることが多い。
そんな中で このコラムを書く上で まことその通り!と膝をたたくHPを見たので紹介しておく。ラビット職人
当道場の入門資格
1.工具セットはフルセットで持っている
2.工場出荷時復元派または工場出荷時維持派の人である
3.変な色に再塗装してあるラビットを見ると総剥離したくなる
4.ラビットをファッションで乗る輩を嘆かわしく思っている
5.部品の「おねだり」はめったにしない。
6.「おねだり」するくらいなら部品交換会に行く
7.簡単な部品は自作してしまう
8.リビングよりガレージに居る方が落ち着く
9.ラビットの部品を抱いて寝るといい夢を見る
10.「ラビットの唄」は歌詞カード無しで歌える
11.自分の一生をかけても「ラビット職人」になって見せる |
アソビの対象にかかわらず どこも同じだなあと笑ってしまう。 さすが!ラビット職人道場であるが
特に目を向けて欲しいのは5、6である。
これには 長い期間で培ってきた 非常に深いうん蓄が含まれているのである…。
パーツや単車の個人売買は とかくトラブルが多い。 モノは渡したが お金が振り込まれないとか 盗品だったとかいう どうしようもない低レベルなトラブルは
ここでは挙げないことにする。 もっとややこしくて 難しいのは 取り引きする人の気持ちの問題である。
マッハ系はとにかくトラブルが多い。
昨日までトラブルがなかったのに 朝起きるとエンジンが掛からない。
ありゃりゃ バッテリーが上がっているよ〜。
よく調べると フィールドローターが断線しているなんてことはちょくちょくある。
かくして フィールドローターを探して遁走することになるのである。(もちろん 修理してくれる電装やさんを探すのもよい。)
それにしても メカニカルトラブルだけでなく パーツの売買までトラブるとは マッハは恐ろしいよなあ。 ほんまに虎の穴ですわ。
ラビットだけでなく マッハもゆめゆめ カッコから入らないようにして欲しい。
「別冊に 単車を売りに出したら すぐに連絡があってクルマで取りに来た。 悪い人ではなさそうだったので 今後必要になりそうなパーツも色々とサービスして譲ってあげたが
次の月に 他の雑誌で まるまる値段を上乗せして売りに出ていた。」
「パーツはそこそこストック出来てきたので 初心者で 困っている人に出してあげることにした。
自分もムカシいろんな人に助けてもらったもんな。 しかし随分喜んでくれたのはいいが その後もその部品を使ってくれたか不明だ。
使わないのなら返して欲しい。」
これらは出した側と 受けた側の思惑がずれており パーツへの恐ろしいほどの執着心からでるトラブルである。
片や 金銭的な取り引きであると割り切っていたり 人間的付き合いも初心者だったりして その後のフォローが出来ていない、片や
商売でやっていることではないけれども 何かしらの精神的な見返りがないとカタルシスが得られないといった ドロドロの なんともやるせないトラブルなのである。
ラビット道場の言わんとする所は 部品の欲しい奴は こんなドロドロを回避し 部品交換会に早朝から行きましょうということだと思われる。
至極 その通りである。 安く手に入れることも出来るし お互い了解の上なのでトラブルは少ないだろう。 マッハ系の部品は ラビットと違い
残念ながら おいそれと出ていないのも事実である が アンテナを張り巡らせていると 必ずチャンスはやってくると言えよう。

最近本屋に行くと このテの本がバンバン売っている。
パーツを手に入れたい人 整備を習いたい人 単車についての情報を得たい人
それぞれの思惑に沿った雑誌が 色々な会社から出ている。
インターネットしかり 得たい情報が殆ど苦労なく得られるようになったのは 良い時代になったと思う。しかし二十年来 バイク雑誌を見てきて 痛感されるのは担い手のイマジネーションの枯渇 平たく言うとネタ切れである。特に別冊は後ろからめくって 掘り出し物の売買情報がないか見て終わってしまうことが多い。(これらは立ち読みではなく毎号買っているので 堂々と言わせてもらうぜ!)
次に 意外と便利なのは 雑誌の売買欄かもしれない。 なにせ 相手も売りたいという希望があり載せているのである。 しかし忘れてはならないのは個人売買であることである。
あくまでも誠実な付き合いをしたいものだ。
電話をした時は 「そうとうお好きなようですが なにか逆にお手伝いできる部品等はないですか?」と訊ねてみるのが良い。
もし 相手方がプロで 商売としてやっているなら この問いに対しては 少し鼻で笑ったようなニュアンスが読み取れるであろう。
その場合は 金銭のみであるので 比較的お付き合いは楽である。 もし あなたが大阪人であれば 遠慮なく値切ったりしても良いかもしれない。
もしも その問いに対してノッてくるときは 同じパーツ虎の穴出身であるので 丁重にお相手をして なるべく協力関係を築こう。
譲ってもらったパーツを付けましたよ といった写真をデジカメで撮って送るのは その後のフォローとして最適かもしれない。 (この手のマメさは
絶対外人にかなわない。 日本人も見習おう。)
こんな訳で 熱意と誠意があれば…とかつて書いたつもりである。 人の好意を銭で買ってわならないということを強調しておく。 大阪人が言うぐらいなのでよっぽどだと思って欲しい。
一つの試みとして ウィンドーショッピングという売買コーナーを設けてみた。
かねがねEメールが来るような関係でも 思いもよらない部品を持っていて 快く出してくれたりすることもあり
よりスムーズに個人的な取引が運べば良いと考えている。
(ゆえに うまいこといったら ちょっと掲示板に書いておいてください。 運営側のカタルシスになります。)
どんどん利用して欲しい。
パーツ虎の穴 ゆくは地獄か極楽か…
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