「赤の6号」



第5話

  

今日はジローにとって久しぶりの休日である。
なぜか老人のように朝6時半に目覚めてしまったが、長きにわたって旅の友であった、あとわずか50日の運命となったマシンの事を考えながらボ〜〜ッとテレビの早朝番組を見ていた。
 

そういえば昔見たTV番組「白バイ野郎ジョン&パンチ」 の中でずーっとウイリーして街中を走りまくる単車の話があったなぁ。ああ、あれは確かヤマハTT500で、これをパンチがカワサキKDX400で追っかけるという内容だった・・。これに憧れて限定解除しに行って一回であきらめたヤツもいたなぁ。

ジローは思った。
「伝説のように3速ウイリーできる単車が今実在すれば・・。それも持病であるクラッチ滑りのために何も2回も3回もケース開けてメンテせんでももっとイージーにフロントが上がればなぁ。」
 
「そうだ!オートバイスタントの基本はトレールじゃないか! あのワ*ルド7でもダート場面ではGT750じゃなくてハスラーにすり替わっていたハズ!!」

 


 

大排気量オフロード車・ホンダXR650R
 
水冷 OHC シングル


 


  

栄光のXRシリーズの 最大排気量版であるが、残念ながら排ガス規制のため逆輸入国内登録できるのは今年限りである。
 
巷ではやたらうるさいだけの騒音マシンとの噂も耳にするが、長年、”川崎三倍”に乗るジローにとってはそんなことは気になるはずもない。
H氏が今日手に入れたばかりのXRに試乗すべく、またまた高山町のガレーヂ(←片岡風←←うそつけ〜)へ向かい、

(中略)

 

650というのにクラッチが250並に軽い!ほとんど某バー○ットの5分の1くらいに感じる!
まずローギアでアクセルを開けてみる。
ダダダ!と爆発音を数えながらゆっくり前輪が宙に浮いてきた。おお、ムッチャ簡単にフロントが浮くぞ!
2速でもやってみたがほとんど同じようにアクセルのみでウイリーする、いやハイギアな分だけ猛烈なダッシュを伴って体が置いて行かれそ〜になりながらもゆっくりフロントは上がってくる!
これが最新650シングルのパワーか!!。 

(後略)

 
いや〜、これはこれでムチャおもろいけどシートも高すぎてツーリングにはしんどいやろ〜。大きすぎて日本の階段にはマッチせ〜へんそうやし(意味不明)、その他いろいろ・・。

 
ということで、

(←↓スゲー手抜き〜)
 

「博士 ここにもベストマシンはなかったぜ…。」

 
手負いのカワサキの機能停止まであと49日くらいしかないのだ!!


 

 



 
 
納車前は今日のうちに高山町でワンハンドウイリー写真でも撮って、ドリフト写真も撮ってー、と思っていたのですが、納車時のままではアクセルもムッチャ遊びだらけやし(トライアル出身者は遊びはゼロでないと気持ち悪い)、クラッチのミートポイントも慣れんし、予想外に凶暴(ビビってパワーウイリーのみやってみました、バランスポイントまでは怖くてまだよ〜上げません)なのでアクション写真はもうちょい慣れてからね〜。
あ〜あ、年寄りになると順応性が悪いのぅ・・。
 

噂の爆音マフラー

XRらしい金属共鳴音の混じったカタカタって感じの音質です。
音量自体は体感では100db以下と思います。(昔の US 仕様のバッフル抜きのほうが騒がしいかったような)

 
知らなかったのですが、前の600Rや400R、この650Rって250Rみたいにオートデコンプじゃなかったのね〜。
キック自体は重いなりに普通に踏めるけど手動で上死点をクリアする例の儀式が要るのです。(これは実は初めて)
これは交差点では怖いぞ!

DK仕様はライトがでかいのですねぇ。

格好悪いな〜、US 仕様か国内XR用に替えよかな。

 

やっぱしオフ車はポリタンでないとねー!

ハンドルはすぐさまレンサルか何かのアルミ製に替える予定。
ミラーももちろん可倒式のラジカルミラーにしたいが左側を取るか置いとくか考え中。デジタルメーターは・・うーん今回はこれでええか・・。

 
 
ウイリーしない代わりにシャンボンごっこ写真でも撮ろかなと思いましたが、まだリアディスクの当たりがでてなくて何と全然ロックする気配なし!とほほ〜〜。(その後ちゃんとできるようになりました)



 
とりあえず速報でした〜