Details of KA-1
1.ガソリンタンク いわゆる“エグリタンク”

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オートバイの顔ともいえるガソリンタンクは初期のKA‐1では通称エグリタンクがついています。対米戦略を狙いデザインをアメリカカワサキに発注したと伝えられています。

ニーグリップを意識したものと思われますが、実際にはエンジン巾が広く、タンク巾は狭いのでニーグリップはしにくいですね。タンク巾だけでなく、当時はステップの位置やハンドルの高さなど、かなりアバウトに設計されていたのでポジションもかなり特徴的なものにならざるをえなかったようです。

いわゆる“KA乗り”と言うポジションと言うより乗車スタイル?でこれはまた紹介したいと思います。 


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1969年に海外モーターショーで発表された時は白であったのが国内販売された最初期型はピーコックグレーと称される灰色でした。その後、白と赤も並売され3種類のカラーリングを選ぶことができるようになりました。

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ピーコックグレーは深い灰色をベースに黒のグラフィックが入っています。白、赤に比べると一見地味な印象を受けますが太陽光に当てるとパール色のラメが輝きます。

これが“ピーコック”グレーの由来でしょう。

白は最も人気が有ります。両サイドに紺色のグラフィックが入りますがこれが青色っぽく見えるものもあります。褪色しただけにしてはかなり薄く見えます。 

これについての情報があればお知らせください。


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グレーと赤は上面に舌状のグラフィックが加えられてあります。繊細なラインですが、デカールなので漏れたガソリンで変色したり、傷んでいるのが見られるのが残念な点ですね。

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この舌状のグラフィックは後の青ぼかしパターンのタンクにも継承されています。

70年からのKA-1には、いわゆるエグリのない通称“ペラタンク”も登場しますがこれも興味深いバリエーションが多数見られます。ひょっとするとエグリタンクよりもディープな世界かもしれません。

現在資料収集中ですので乞うご期待!


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